顔面神経麻痺になって困ったこと|日常生活の工夫と私なりの対策

顔面神経麻痺になって困ったこと|日常生活の工夫と私なりの対策

おはようございます。
今日は、ステロイド離脱症状後、初めての仕事復帰の日です。
今、電車に揺られながら、このブログを書いています。

正直、少し緊張しています。
「無事に1日を終えられるだろうか?」
「今日は絶対に無理をしないでおこう」
そんな言葉を何度も心の中で繰り返しながら、自分を落ち着かせています。

今回の記事では、「顔面神経麻痺になって困ったこと」について、実際の生活の中で私が直面した具体的な場面と、それに対してどう工夫してきたかをご紹介しようと思います。
顔が動かないというだけで、これほど日常が不便になるとは思いませんでした。少しでも、同じような悩みを抱える方の参考になれば幸いです。


1. シャンプーが目に入って痛い!

困ったこと:
顔の片側のまぶたがうまく閉じられないため、シャンプー中に目を完全に守れず、泡が目に入って激しくしみます。

私の対策:
シャンプーのときは、片方の目を手で覆ってガードしながら洗髪しています。さらに、お風呂上がりにはすぐに目薬をさして、目のケアを欠かさないようにしています。


2. 風に当たると目が痛い

困ったこと:
外出時に風が吹くと、まぶたが閉じられないため目が乾燥し、涙が止まらなくなることがあります。とてもつらく、不快です。

私の対策:
視力は良いのですが、風よけの目的で伊達メガネを使用しています。特に風の強い日や自転車移動のときには欠かせません。


3. 外がまぶしい!

困ったこと:
まぶたがうまく閉じないことで、光をうまく遮ることができず、外がとてもまぶしく感じます。目が疲れやすくなり、長時間の外出が億劫になることも。

私の対策:
サングラスを常に持ち歩くようにしています。最初は少し恥ずかしさもありましたが、「なばなの里」のような観光地でも堂々と装着。目の健康には代えられません。


4. 寝るときに目が閉じられない

困ったこと:
夜、眠るときに目が完全に閉じないため、乾燥してしまうことがあります。朝起きると目がカピカピになっていることもありました。

私の対策:
寝るときは眼帯を装着し、その内側に肌に優しいテープを貼って物理的にまぶたを閉じています。これでかなり安心して眠れるようになりました。


5. ご飯がこぼれる

困ったこと:
食事中、口元がしっかり閉じられないことで、スープやご飯がぽろっとこぼれてしまうことがあります。外食時には特に気を遣います。

私の対策:
最初はうまくいきませんでしたが、少しずつ食べる量を調整したり、食器の角度を工夫することで対応しています。筋肉は動かなくても、慣れと工夫でなんとかなってきました。


6. 歯磨きが飛び散る!

困ったこと:
私は電動歯ブラシ(ソニックケア)を使っていますが、口が閉じにくいため、磨いている最中に泡が飛び散ってしまいます。

私の対策:
なるべく洗面台に顔を近づけて磨くように意識し、うがいも麻痺側からうまく吐き出せるようになってきました。日々の積み重ねですね。


顔面神経麻痺は、単に「顔が動かない」だけではなく、そこから派生する日常の細かい不便が本当にたくさんあります。
その一つひとつに向き合う中で、少しずつ生活を整え、心のバランスも取り戻してきました。

そして何より大事なのは、「自分を責めないこと」。
「今日もがんばった」と自分に声をかけて、一歩一歩、自分のペースで進んでいくことです。

復帰初日の今日。無理せず、ゆっくり。
それでもちゃんと、一歩前へ進んでいることを忘れずに。

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